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by Art-de-vivre
| 2018-01-22 00:30
| ●ボタニカルアートの描き方
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金曜日の第1回目のワークショップにて
描いた花びら 未完成ですが。。。
花弁と額装2時間ずつに配分したら
額装が終わった後時間が少し余ったのですが
花弁に戻って仕上げる気にはならなかったかもしれません
時間配分の失敗!!
日曜のレッスンでは時間配分に気をつけていきます
紙の水張り準備(またはブロックタイプの紙)お願いいたします
これはスケッチから2時間半で描いたもの
あと30分あれば何とか花脈を描き
修正も出来たかもしれません
今回は端に絵具が溜まらない方法をご紹介しています
それでも溜まる方は水分量の調節をしてみて下さい
別の日に赤いペタルもやってみましたが
こちらは色の重ねがとても難しい~~
あと2回のワークショップ頑張ります
その場で仕上がらなくても
家に帰って丁寧に仕上げてくださいね
*********************************
※東武カルチャーにてボタニカルクラス
ウェイティングしておられた方は
下記メールにてご連絡くださいませ
peinture@a-charmant.sakura.ne.jp
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by Art-de-vivre
| 2018-01-20 13:21
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昨日のデモンストレーションでは
薔薇も一層だけ塗りました
デモ用に皆さんによく見えるように
わざと鉛筆の線を濃くしました
実際にはこのような濃い鉛筆の線での
下描きはいたしません
ほとんど見えなくなるまで練ゴムで消して
ピンクを塗ります
お間違いのないように!!
一層で陰と中心部の赤みも入れました
ニュアンスを大事に
でも、難しい人は最初フラットに塗って
2回目3回目で色のニュアンスを付けても大丈夫
詳しい薔薇の描き方は
「自分時間を楽しむ花の細密画」
96ページに掲載しています
日本植物画倶楽部の季刊誌に
私の提唱するウェットオンウェットの
記事を載せていただきました
何故ウェットオンウェットが早く綺麗に塗れるのか
解説させていただきましたので
お読みいただければ幸いです
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by Art-de-vivre
| 2017-05-14 02:06
| ●ボタニカルアートの描き方
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ミドリ色の絵の具の話の続きです

最近植物画をアクリル絵の具や
ガッシュで描く人が増えています
薄く塗れば透明水彩と似た感覚は得られるのかもしれませんが
やはり植物画には透明水彩のほうがふさわしいと思います
何故なら植物は透けているのです
光を通し中の組織の色が透けて見えます
そして表面は紫外線の影響を受けています
紫外線が多ければ多いほど植物の青味は濃くなります
青い色で紫外線の影響から身を守るためでもあります

それに対して中は薄い黄色い組織で
満たされています
これは虫に見えやすくするための色でもあります
植物全体を見た時に
まずこの黄色味を帯びた色が感じられるはずです
だから私は最初に黄色を下地として塗っているのです
それから表面に見えている青味がかった色を塗ります
下に塗った黄色が透けて見える事が大事です
上に塗った青の発色も良くする効果もあります
そんな風にして透明水彩の
透ける特性は植物を描くには不可欠なのです
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by Art-de-vivre
| 2017-02-03 22:46
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ボタニカルアートの決定版
「自分時間を楽しむ花の細密画」
アマゾンよりお申し込みは
ところで
私はミドリ色の絵の具を使いません
パレットには一応入れてありますけれどね・緑
これは赤と混ぜて
茶色を作ったりする時のために入れてあるのであって
植物を描く時には
全く使わないのです
本をお買い上げ頂いた方は
葉っぱを描くのに使っている色を見ればわかります
ミドリ色の絵の具はどれも植物の緑を描くには
とても違和感がある色です
勿論他の色と混ぜて
思う色に近づけることはできますが
これはかなり遠回りで無駄なアプローチ
基本的に色は3色以上は混ぜません
それ以上は混ぜる意味が無いから
自然界に存在する色は
色相環の中から
3色だけ選べば大概の色は作ることが出来ます
緑の色はブルーとイエローの混色でできるもので
こちらのほうが鮮やかな美しい緑が得られます
また、植物の緑をよく観察すると
レッド系の色も見えます
アントシアニンの色です
なのでレッドも入れます
(続く)
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by Art-de-vivre
| 2017-02-01 17:49
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ボタニカルアートの決定版
色がどうしても濁ってしまう方は
いつまでも筆でいじってしまう人です
乾きかけているところを
筆でいじったりすると
水分の無い絵の具がよれて
絵具の粉が乱れたまま乾燥じます
そうすると光が当たった時に
乱反射が起きて
濁った色に見えます
一旦さっと色を塗ったら
そのままいじらず乾かしてください
いじらず乾かすためには
綺麗に塗れている必要fがあります
綺麗に塗れていないといじりたくなるからです
ウェットオンウェットで綺麗に塗ってください
♡さっと塗って乾かす♡
♡乾きかけはいじらない♡
♡乾いてから塗り重ねる♡
を守って塗り重ねていくと
透明度のあるきれいな色に塗れます
▲
by Art-de-vivre
| 2017-01-28 02:09
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出版するにあたって
心配な事がいっぱいある
こんなデッサンの工程など
全ての工程を写真で説明していくわけですが
こんなものを描くのでも
とても時間がかかるので
「カメラマンさんの前でちゃちゃっと描いてくだされば
工程撮っていきますから~」
と言われても困る
こんな小さなモチーフでも一日かかります
…と説明してもあまり通じていない気がする
素敵なモチーフが目の前にないと描けません
…と説明してもあまり通じてない気がする
ただ単に私が心配性なのだあろうか???
いや、まさか!!!
▲
by Art-de-vivre
| 2016-09-09 17:42
| ●ボタニカルアートの描き方
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さくらの枝を買いました
春が待ちきれませんね

ボタニカルアートの描き方に少し戻りましょう
植物の観察を済ませて
構図が決まったらスケッチ をします
下書きのことです
さっさと描かねばなりません
切り花ですとすぐに枯れてしまいます
スケッチや下書き、下準備に使うお道具

基本原寸大で描くので
そのままの大きさを写し取るために
定規で測ったりディバイダーを使ったり
スケールを使ったりすると正確かつスピーディーに描けます
もちろん写真でも押さえておかないと
後々この時のこの花の姿形と光は
記憶の片隅におしやられてしまいます
長時間に渡って細かく観察しながら描くには
ちゃんと観察できる現物も写真や調べた情報も
全て揃わないと描けません
そしてなるべく花を長持ちさせるための工夫は必要です
万が一枯れても捨てないで取っておけば
読み取れる情報は沢山あるのです
初心者の方はなるべく時間のかからないもの
動かないものから描きましょう
3月10日~16日「藤井紀子ボタニカルアート展」開催
ギャラリーコンセプト21(港区北青山3-15-16)
11時~7時(最終日3時まで)

春はそこまで
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ボタニカルアートの描き方に少し戻りましょう
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下書きのことです
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切り花ですとすぐに枯れてしまいます
スケッチや下書き、下準備に使うお道具

基本原寸大で描くので
そのままの大きさを写し取るために
定規で測ったりディバイダーを使ったり
スケールを使ったりすると正確かつスピーディーに描けます
もちろん写真でも押さえておかないと
後々この時のこの花の姿形と光は
記憶の片隅におしやられてしまいます
長時間に渡って細かく観察しながら描くには
ちゃんと観察できる現物も写真や調べた情報も
全て揃わないと描けません
そしてなるべく花を長持ちさせるための工夫は必要です
万が一枯れても捨てないで取っておけば
読み取れる情報は沢山あるのです
初心者の方はなるべく時間のかからないもの
動かないものから描きましょう
3月10日~16日「藤井紀子ボタニカルアート展」開催
ギャラリーコンセプト21(港区北青山3-15-16)
11時~7時(最終日3時まで)

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by Art-de-vivre
| 2016-02-18 00:42
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今 寂しくなった我が家の庭で
沢山花をつけていた白万重です

さて、構図についてさらに考えます
今度はもう少し大きな植物で構図を考えましょう
前回と前々回ご説明した通り描きたい花が決まったら
その花についての植物学的情報を調べます
その後よくモチーフを観察し見せるべきポイントを確認
そして構図を決めます
白い紙や額縁の手前にかざしてみたりして
素敵な角度を探します
その時同時にこんなポイントを
考えています

何個かの花がある場合はメインの花が一番目立つように
花の序列がある時は
つぼみや種を見せ花に至る前後の様子がわかるように
雌蕊や雄蕊が見えるように
蕚の形かわかるように
葉の序列、付け根が見えるように
葉の表裏が見えるように
茎の様子がわかるように
茎の分岐の序列が見えるように
茎断面を見せるか見せないか
光を当てた時にできる陰影が造形として美しいか
等々言い出したらきりがないくらい
注意点はあります
沢山の情報が描き込まれていればいるほど
植物学的な観点からは良いのですが
全てを描かなくてはいけないということはありません
説明が優先してアートとしてのインパクトを失うこともあります
重要なのはその植物の特徴を良く知って描くということです
表現したい特徴を1点に絞って描いてもよいのです
逆に隠れた部分まで観察して説明したい時は
部分図や断面図や拡大図を描くこともあります
何処までどのように表現するかは全て自分自身で決めることです

また画面の中の構成要素で重要なのは茎の流れです
その植物はどのように生えていたのか?
直立?風になびいて?垂れ下がって?
生えていたように自然な角度で絵の中に収めると良いでしょう
茎をどれだけ長く描くべきかとの質問がよくありますが
基本的な情報として
葉が対生か互生かなどが分かればよいので
3段~5段以上の葉を見せれれば十分で
それ以上葉を入れても同じ情報になるのであれば必要はありません
後は 花や葉のボリュームとのバランスで描く茎の長さを決めます
植物全体の高さを表現するために
折ったり切ったりして画面の中に収める場合もあります
個々の植物によって描くべき個性が違うので
結局のところ構図はその植物をよく知れば
おのずと見えてくるものです
そして、どの情報を重要と考えるかで
表現は変わります
次回は光の当て方と
紙の配置について
考えたいと思います
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沢山花をつけていた白万重です

さて、構図についてさらに考えます
今度はもう少し大きな植物で構図を考えましょう
前回と前々回ご説明した通り描きたい花が決まったら
その花についての植物学的情報を調べます
その後よくモチーフを観察し見せるべきポイントを確認
そして構図を決めます
白い紙や額縁の手前にかざしてみたりして
素敵な角度を探します
その時同時にこんなポイントを
考えています

何個かの花がある場合はメインの花が一番目立つように
花の序列がある時は
つぼみや種を見せ花に至る前後の様子がわかるように
雌蕊や雄蕊が見えるように
蕚の形かわかるように
葉の序列、付け根が見えるように
葉の表裏が見えるように
茎の様子がわかるように
茎の分岐の序列が見えるように
茎断面を見せるか見せないか
光を当てた時にできる陰影が造形として美しいか
等々言い出したらきりがないくらい
注意点はあります
沢山の情報が描き込まれていればいるほど
植物学的な観点からは良いのですが
全てを描かなくてはいけないということはありません
説明が優先してアートとしてのインパクトを失うこともあります
重要なのはその植物の特徴を良く知って描くということです
表現したい特徴を1点に絞って描いてもよいのです
逆に隠れた部分まで観察して説明したい時は
部分図や断面図や拡大図を描くこともあります
何処までどのように表現するかは全て自分自身で決めることです

その植物はどのように生えていたのか?
直立?風になびいて?垂れ下がって?
生えていたように自然な角度で絵の中に収めると良いでしょう
茎をどれだけ長く描くべきかとの質問がよくありますが
基本的な情報として
葉が対生か互生かなどが分かればよいので
3段~5段以上の葉を見せれれば十分で
それ以上葉を入れても同じ情報になるのであれば必要はありません
後は 花や葉のボリュームとのバランスで描く茎の長さを決めます
植物全体の高さを表現するために
折ったり切ったりして画面の中に収める場合もあります
個々の植物によって描くべき個性が違うので
結局のところ構図はその植物をよく知れば
おのずと見えてくるものです
そして、どの情報を重要と考えるかで
表現は変わります
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紙の配置について
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by Art-de-vivre
| 2015-11-17 15:23
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ボタニカルアートの定義がお分かりいただけて
モチーフの観察が終わりましたら
構図について考えましょう
構図はボタニカルアートをを仕上げる中で
最も重要な要因です

植物全体の構図は次にお話しするとして
まず初心者の方は
小さなパーツから描いてみてください
葉一枚でもきちんと特徴が描かれていれば
その植物が何であるか特定は可能です
この写真の葉
植物に詳しい方ならキク科であることはすぐにわかるはず
大きな切れ込みが特徴的です
色はシルバーグリーン
ビロードのような毛でおおわれています
葉の裏はかなり白く
主脈・側脈の線が浮き出ています
切れ込みは片側5~6箇所
側脈は交互に出て
それぞれの脈に沿ってまた切れ込み(深裂があります
葉の付け根 葉腋部分から
はまた芽がでてきています
3枚の小さな葉が見えます

まず、こんな風にモチーフを観察しながら
後ろに白い紙をあてがって
紙に描いた感じを想像してみます
動きのある絵にしたいのか?
それともシンメトリーに描きたいのか?
特徴を表すためにどこをどう見せるか?
答えは一つではありません
葉裏を見せるために表裏2つ描こう
反り返った葉のカーブが美しいし
厚みも表現できるから
斜めにしよう
2つの葉を少しだけ重ねて描くことにしてみよう
重ねることによって絵に
奥行きも出る

…色々試しつつ
このような感じで大体の構図が決まっていきます
簡単に決めてしまわずに
魅力的な構図にたどり着いて
納得してから描くという癖をつけましょう
ちなみに今回の植物は白妙菊の葉でした
このようなすぐに枯れてしまわないものですと
写真も撮る必要がなく完成させることができます
小さなパーツを丁寧に描いて
成功体験を積んだら
徐々に全体を描いていきます
次回は全体の構図について考えましょう
秋の風だね・1日1回ポチっと応援よろしくね~~~

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モチーフの観察が終わりましたら
構図について考えましょう
構図はボタニカルアートをを仕上げる中で
最も重要な要因です

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まず初心者の方は
小さなパーツから描いてみてください
葉一枚でもきちんと特徴が描かれていれば
その植物が何であるか特定は可能です
この写真の葉
植物に詳しい方ならキク科であることはすぐにわかるはず
大きな切れ込みが特徴的です
色はシルバーグリーン
ビロードのような毛でおおわれています
葉の裏はかなり白く
主脈・側脈の線が浮き出ています
切れ込みは片側5~6箇所
側脈は交互に出て
それぞれの脈に沿ってまた切れ込み(深裂があります
葉の付け根 葉腋部分から
はまた芽がでてきています
3枚の小さな葉が見えます

まず、こんな風にモチーフを観察しながら
後ろに白い紙をあてがって
紙に描いた感じを想像してみます
動きのある絵にしたいのか?
それともシンメトリーに描きたいのか?
特徴を表すためにどこをどう見せるか?
答えは一つではありません
葉裏を見せるために表裏2つ描こう
反り返った葉のカーブが美しいし
厚みも表現できるから
斜めにしよう
2つの葉を少しだけ重ねて描くことにしてみよう
重ねることによって絵に
奥行きも出る

…色々試しつつ
このような感じで大体の構図が決まっていきます
簡単に決めてしまわずに
魅力的な構図にたどり着いて
納得してから描くという癖をつけましょう
ちなみに今回の植物は白妙菊の葉でした
このようなすぐに枯れてしまわないものですと
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by Art-de-vivre
| 2015-11-12 02:07
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