ボタニカルあるある・絵は錯視だらけ
2020年 12月 31日
この絵の中の
ピンク色の長方形は
左が白くて綺麗な色に見えて
右が暗くて汚い色に見えますが
実は左右とも全く同じ色です
5円玉の穴で覗いてみてください
背景の色に影響を受けて
同じ色でもだいぶ違って見えます
絵を描く時は
こういった錯視を沢山知っていて
あえて使っています
反対色で表すのであって
ただ色を濃くするのではない事は
以前から沢山お話しているのですが
この色は大概
汚い色に見えるので
皆塗りたがりません(笑)
特に綺麗な色に仕上げたいと
思う人ほどいやがります
でも綺麗な色に見せたい時ほど
こっそりと
陰色を使わなくてはなりません
ばらのイラストをお借りして
陰色を周辺にだけつけてみました
ほんの僅かつけただけでも
脳は上手く騙されてくれます
陰色には他の色を美しく際立たせる力があります
でも皆 綺麗な色にしか注目しないので
陰色に助けられて
綺麗に見えているだけだとは気づかないのです
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ボタニカルアートの決定版
by Art-de-vivre
| 2020-12-31 20:39
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