本当のハロウィンは・・・

昔アメリカに住んでいた時代
私達はハロウィンが大好きでした


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その頃になるとオレンジ色のゴミ袋が売り出され
ジャックオーランタンの顔が黒く印刷されていて
秋の落ち葉をかき集めてその袋に詰めるだけで
即席の大きなパンプキンのようになり
それを庭先に置きました

ご近所も窓にコウモリや蜘蛛の巣の飾りや
わらやパンプキンで作った人形に洋服を着せて
玄関先に座らせたり
骸骨をベランダにぶら下げたり
それぞれ趣向を凝らした演出を
競争のようにするのでした

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鮮やかなオレンジのパンプキンが
ホームセンターに大量に並び
いつも沢山買い込んで 夫が中をくりぬいて
私が下描きをしてまた夫が顔を彫ります

当日の夜は沢山お菓子やキャンディーを買い込んで
外のジャックオーランタンにろうそくを灯し
子供たちが来るのを待ちます
私達は仮装好きだったので
自分たちもいつも仮装していました

そうして時間になると
子供たちが近所の家を一軒一軒回り出すのです
チャイムでドアを開けると
「Trick or treat!!!」と叫んで子供達が立っています
おもてなししないと悪戯するぞ~という意味です

ハロウィンは日本のお盆のようなもので
先祖の霊(アメリカではゾンビ)が出てくる日なのです
そして自分たちを大事におもてなししろと言っているわけです

はいはいというわけで
子供達がそれぞれ手にしている大きな袋に
お菓子をたくさん入れてあげます
これでサンキューと機嫌よく帰っていきます

100人以上のゾンビと化した子供達が
一晩でやってくるので
仮装を見るだけでも楽しくて仕方がありません

このおもてなし(Tret)をしなかった家は
家に卵を投げつけられたり
庭木にトイレットペーパーを巻き付けられたりと
本当にいたずらされてしまいます

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あまりに楽しい行事だったので
私達は日本に帰ってからもこれをやりました

オレンジのパンプキンは当時どこにもなくて
わざわざ軽井沢まで買いに走りました
子供のお友達を沢山呼んで皆で仮装しました
夜になるとジャヤックオーランタンを灯して
家の前に並べました
当時日本ではハロウィンは誰もやっていなかったから
家の前を通りがかった人は気味が悪かったでしょうね
でも勿論「Trick or treat!!!」をしにくる子はいませんでした
いつか日本でも子供達が家を回るようになれば楽しいなあと思っていました

今ではハロウィンは日本で人気ですが
何だかいい大人の仮装パーティーになってしまっていて

アメリカの素敵な深まる秋の風景とともに
とても情緒ある子供のお祭りだったのにな~
と思い出されてちょっぴり残念です


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by Art-de-vivre | 2016-10-30 11:20 | ●日々の生活の話 | Trackback | Comments(0)

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