サンドニの思い出

ボタニカルアートの描き方ちょっとお休みして

フランスのサンドニと移民のお話を少し

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今回のテロの犯人達の逮捕劇の舞台となった

サンドニの町は治安が悪い町でした

私は何度か訪れたことがあり

それというのもそこにはとても美しい教会があったからで

怖いながらも何度か訪れていました


いつも駅から教会までの道のりは

こわごわと小走りだったことを思い出します

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その教会は「サンドニ大聖堂」と言う名で

中には特別なものがありました

マリーアントワネットをはじめ

王家のお墓・そして王家の人々の心臓の展示

美しい彫刻群とステンドグラス

これがもっと治安の良い場所にあったら

すごい観光地になっていたでしょうが

治安の悪さのせいか 殆ど観光のコースには入っておらず人もまばらでした


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中にあった彫刻群の完成度は素晴らしくて

伏臥状態の彫刻が多いのですが

足の裏から頭頂まで舐めるように眺めることができ

布の質感や王冠の真珠の玉まで見事な再現に感動したものです

跪くマリーアントワネットとルイ16世の彫刻などもあります


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フランスでは昔からの王家の心臓を

小さな壺に入れて保存する風習があり ここに沢山保存展示されています

幼くして亡くなったルイ17世のものは当時

本人のものかどうかわからないと言われていましたが

その後のDNA 鑑定で本人ということになり 人々の悲しみを誘いました

地下にはルイ16世とマリーアントワネットのお墓もあります


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ところで フランスでは以前から多くの移民が住んでおり

パリに沢山出没するスリ達は

殆どがこの移民達とフランス人は口を揃えて言います

私も住み始めて暫くするとすぐに移民とフランス人の見分けがつくようになり

移民と見ると警戒せざるを得ませんでした

私の大好きだった骨董のクリニャンクールの町

サン トゥアンも移民だらけで恐ろしく

ハンドバックを持ち歩く事ができませんでした

こんな時は身ぐるみはがれても良いように

お金を洋服のポケットに分散させて忍ばせ

手ぶらで歩いていました


道で物乞いするのも多くは移民でした

移民達の生活は苦しく

貧しさから逃れられないでいることは明らかでした

それでも祖国に居るるよりは良い暮らしができるのでしょう


今多くの移民たちがどこかの国が受け入れてくれるのを待っていますが

祖国から逃れてもその国の人たちと同等の

自由や豊かさを得るのは難しいと思うと

何とも切ない気持ちになります


祖国を持つ そして人としてのアイデンティティーを持つ

ということがどれほど重要なことか

日本という立派な誇れる祖国を持って

苦労など味わったことがないわたくしが

フランスに居て感じ取った事でした



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by Art-de-vivre | 2015-11-22 17:20 | フォト&エッセイ | Trackback | Comments(0)

爽やかな風・光・緑を感じながら描くボタニカルアート・風景画・そしてフランス四方山話などなど


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