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ボタニカルアートの描き方PartⅡ ー構図ー

ボタニカルアートの定義がお分かりいただけて
モチーフの観察が終わりましたら
構図について考えましょう
構図はボタニカルアートをを仕上げる中で
最も重要な要因です


ボタニカルアートの描き方PartⅡ  ー構図ー_f0229759_01565925.jpg


植物全体の構図は次にお話しするとして

まず初心者の方は
小さなパーツから描いてみてください

葉一枚でもきちんと特徴が描かれていれば
その植物が何であるか特定は可能です


この写真の葉
植物に詳しい方ならキク科であることはすぐにわかるはず
大きな切れ込みが特徴的です
色はシルバーグリーン
ビロードのような毛でおおわれています
葉の裏はかなり白く
主脈・側脈の線が浮き出ています
切れ込みは片側5~6箇所
側脈は交互に出て
それぞれの脈に沿ってまた切れ込み(深裂があります
葉の付け根 葉腋部分から
はまた芽がでてきています
3枚の小さな葉が見えます
ボタニカルアートの描き方PartⅡ  ー構図ー_f0229759_01553910.jpg

まず、こんな風にモチーフを観察しながら
後ろに白い紙をあてがって
紙に描いた感じを想像してみます
動きのある絵にしたいのか?
それともシンメトリーに描きたいのか?

特徴を表すためにどこをどう見せるか?

答えは一つではありません

葉裏を見せるために表裏2つ描こう
反り返った葉のカーブが美しいし
厚みも表現できるから
斜めにしよう
2つの葉を少しだけ重ねて描くことにしてみよう
重ねることによって絵に
奥行きも出る
ボタニカルアートの描き方PartⅡ  ー構図ー_f0229759_01560969.jpg

…色々試しつつ
このような感じで大体の構図が決まっていきます

簡単に決めてしまわずに
魅力的な構図にたどり着いて
納得してから描くという癖をつけましょう

ちなみに今回の植物は白妙菊の葉でした
このようなすぐに枯れてしまわないものですと
写真も撮る必要がなく完成させることができます

小さなパーツを丁寧に描いて
成功体験を積んだら

徐々に全体を描いていきます
次回は全体の構図について考えましょう




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by Art-de-vivre | 2015-11-12 02:07 | ボタニカルアートの描き方

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