ボタニカルアートの歴史

ボタニカルアートの歴史は?
・・・と人に問われることがあります

植物画としては紀元後の医師による薬草誌から始まっており
その後たくさんの名前が挙げられルドゥーテなどに至るのでしょう

しかしながら個人的にはこの絵、ボッティチェリの「プリマベーラ」を
ウフィツィ美術館で初めて見た時に
ボタニカルアートのルーツのようなものを感じました
描かれたのは1498年
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1981年の修復時の学者達の調べによると
この絵には500種以上の植物が描かれているというのです
240種の花の咲いていない植物
190種の花の咲いている植物、残りは判別不能などのもの

ボタニカルアートの定義を 単一植物の表現とすれば もちろんこの絵は当てはまらないし
何しろ主題はギリシャ神話であり 植物をテーマとして描かれたものではありません
ですが何の植物であるか そしてどんな植物であるかがちゃんとわかっていて
正確な描写で意味をもってして配置している


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花の神フローラの衣服を覆うのはヒナギクでしょうか?
手元には薔薇の花首がたくさん
足元には野の花が敷き詰められており
背後にはミルラの灌木
ちょっと500種とは確認できませんが・・・

そしてもう一人 このIT革命の時代になっても
未だにかなわないと思ってしまう 画家デューラーの描いた植物画
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こちらも1500年頃の作品です

植物画の歴史をたどった時に この2人の名は出てきませんが
生態学的な知識を持って 植物を正確に描こうとしている点では
ボタニカルアートと言えるのではないでしょうか?

兎に角彼らの描写力のおかげで
今と変わらず咲いていた 当時の可憐な花に
心をわしづかみにされる気がします


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Commented by bouquet-n at 2012-07-15 07:37
おはようございます^^
デューラーの植物画、シンプルで力強くて、
植物の生命力と美しさが伝わってきて、
私も心をわしづかみにされました!!
素晴らしいです^^
Commented by Art-de-vivre at 2012-07-15 13:35
ブーケトンちゃんこんにちは
この無駄のない
透明感のある絵
やっぱり現代人完敗でしょ?


by Art-de-vivre | 2012-07-13 12:05 | ボタニカルアート | Trackback | Comments(2)

爽やかな風・光・緑を感じながら描くボタニカルアート・風景画・そしてフランス四方山話などなど


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