セガンティー二展

やらなくてはいけない事は山ほどあるのですが
さすがにセガンティー二展を見逃すわけにはいきません
サンモリッツまで行くことを考えたら これが日本で見れるなんて何て有難いことか

最終日の2時間前に何とか損保美術館に滑り込みセーフ
今年最後の美術鑑賞となりました
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セガンティー二は初期の頃は暗い暗い影の中の影を描くような画家でした
それは北イタリアの気候のせいと言われていますが
その後スイスアルプスに移り住んでからは別人のように光を描くようになりました
そのスイスの絵は本当に輝くような美しさで、
空の青と山の緑 紫外線の色まで描かれているように私には見えました

秘密は当時イタリアで流行っていた分割法にあるようです
画面に近づいてよく見ると櫛目の様なタッチで絵の具が塗られ
その塗り方も 空は青の横に黄色
草原は緑の横に赤 という具合に塗られています
この補色関係は人の目をチカチカさせる効果がありますから
それでこの紫外線ぽい輝く光の効果を生み出しているのだと思います
そしてこの櫛目は物体の凹凸を表す方向に流れていますから
より立体的に臨場効果を出しています

そして色の出し方 発色が素晴らしい
殆ど原色3色とその補色しか使わなかったと言いますからなるほどと頷けます

実は私もパレットに30色ほどの絵具を並べてはおりますが
やはり結局3原色とその補色を使う事がほとんど
原色の混色が最も彩度的に美しい色ですから
そこから少し必要に応じて何かを足していくという感じです
影の中の色にもたくさん工夫がありました
ブルーの色の使い分けも素晴らしかった

セガンティー二の絵を見て自分の感じていた色に対する考えが
間違っていなかった事を再確認できました
わざわざ行った価値は十分
周りも滑り込みの人たちでごった返していました
こんな年末なのにね
いやしかし 印象派の時代の絵はやはり好きです
先週写実のホキ美術館に行った後だからか余計に感じるのですが
近くで見たら混沌とした絵具の塗りたくりが
離れてみると輝くばかりの素晴らしい絵になっているところが
写真的に描かれた細密画より
芸術と呼ぶにふさわしい気がするのですが
如何でしょう?





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Commented by うちちゃま at 2011-12-29 11:25 x
先日テレビで展覧会を知りました。
たしか早く亡くなった方で、もっと描きたかったでしょうね…。
山の過酷な環境が身体に触ったのでしょうか。
光や水の表現は、美しすぎて感極まります。

うちちゃまのイラストも、光を感じながら描くようにしています。
モチーフを置いて描く絵ではないけど、
体を光にあてて描くと、魂がキラキラして、
明るい絵になります。
心掛けないと、本当に、つまんないイラストですよ…(しょぼん)。
Commented by Art-de-vivre at 2011-12-29 23:58
うちちゃまへ

私 自然光を大切に思うのです
ホキの絵は皆細かくて素晴らしいのですが
描く時間が長いから
照明使ってる人が多くて
コントラストの強い不自然な絵になるんだよね
太陽の光はものすごく拡散するから全然違う
ま、それも計算したうえで描いてるのか知らないけれど・・・
by Art-de-vivre | 2011-12-29 01:25 | ●日々の生活の話 | Trackback | Comments(2)

爽やかな風・光・緑を感じながら描くボタニカルアート・風景画・そしてフランス四方山話などなど


by Art-de-vivre