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by Art-de-vivre
| 2020-12-31 21:02
| ●季節のお花と日々の暮らし
この絵の中の
ピンク色の長方形は
左が白くて綺麗な色に見えて
右が暗くて汚い色に見えますが
実は左右とも全く同じ色です
5円玉の穴で覗いてみてください
背景の色に影響を受けて
同じ色でもだいぶ違って見えます
絵を描く時は
こういった錯視を沢山知っていて
あえて使っています
反対色で表すのであって
ただ色を濃くするのではない事は
以前から沢山お話しているのですが
この色は大概
汚い色に見えるので
皆塗りたがりません(笑)
特に綺麗な色に仕上げたいと
思う人ほどいやがります
でも綺麗な色に見せたい時ほど
こっそりと
陰色を使わなくてはなりません
ばらのイラストをお借りして
陰色を周辺にだけつけてみました
ほんの僅かつけただけでも
脳は上手く騙されてくれます
陰色には他の色を美しく際立たせる力があります
でも皆 綺麗な色にしか注目しないので
陰色に助けられて
綺麗に見えているだけだとは気づかないのです
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ボタニカルアートの決定版
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by Art-de-vivre
| 2020-12-31 20:39
絵を描く時
色を付けるのが怖いと言う人がいます
怖いと言ってビビッていると
なかなか進みませんし
怖くて恐る恐る塗った人の絵は
勢いや透明感の欠けた
魅力のないものになってしまいます
塗るのはとても楽しい作業なので
何が怖いのか私にはわからないのですが
恐らく怖いのは失敗する事なのでしょう
でも 残念なことに
塗るのを恐れた時点である意味失敗です
色はワクワクしながら
素敵な色にするのだと
楽しみながら塗ると上手くいきます
そして失敗することもとても大事です
塗りすぎて初めて
良いあんばいがどの辺だったかというのが分かるのです
だから勇気と希望と自信を持って
絵の具を乗せていって下さい
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ボタニカルアートの決定版
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by Art-de-vivre
| 2020-12-31 18:44
| ●ボタニカルあるある
描き貯めた作品をどうやって保存するのか
というご質問をよく受けます
答えは
紫外線・湿気・カビ・ガス・害虫 などを避け
出来るだけ風通しの良い環境を作り
酸化・劣化しないよう保存すること
私は
中性素材だけを使って
持ち運び用のアーカイバルフォルダーと
アーカイバルボックスを作っています
アーカイバルボックスは
小さいサイズは販売されていますが
大きな作品用はありませんので
自分で作るしかないのです
作る時に使用する糊も中性糊
そして作品保護用の紙類も
全て中性紙です
ビニール袋など通気を遮断するものは使いません
でも、日本は湿気の国
広々とした空調の効いた美術館のように
完璧な保存環境は
整えられませんよね
ご家庭では
タンスやクローゼットなどに
カビや虫よけ剤を入れて
風通し良く平置きできる環境があれば
それでも良いと思います
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ボタニカルアートの決定版
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by Art-de-vivre
| 2020-12-30 12:27
| ●季節のお花と日々の暮らし
アーティソン美術館に行ってきました
こちらは昔ブリジストン美術館という名前でしたが
2015年頃から閉館して
2020年初頭にアーティソン美術館という名で
再オープンいたしました
銀座と日本橋の中間で東京駅からほど近く
とても立地の良い美術館
改装後は近代的な装いになりました
そして11月からこの「琳派と印象派」の企画展を開催
石橋財団の圧巻のコレクションの数々を展示してくれております
最初に出てくる「洛中洛外図屏風」だけで圧倒されます
これを石橋財団が持っていたんだ―
俵屋宗達「風神雷神」(建仁寺蔵)はお借りしてきて
後期から展示されています
後半には印象派の作品が並ぶのが不思議なんですが
意外にも違和感は無く
むしろ楽しめたのが不思議です
撮影が許可されている作品も沢山あります
尾形光琳 「立葵」
ヴァン ゴッホ
「モンマルトルの風車」
アンリ ファンタン ラトゥ―ル
「静物 花、果実、ワイングラスとティーカップ」
人が少ないので
好きな絵の前でじっくり見れます
年始は1月5日からやっていますが
コロナによって例のごとく観覧日を予約しなくてはなりません
あと スマホにアプリをダウンロードして
音声ガイドを聞けるシステムになっているので
自分のスマホIDも覚えておくと良いですよ
24日まで開催(月曜定休11日を除く)
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ボタニカルアートの決定版
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by Art-de-vivre
| 2020-12-27 02:15
| ●アート情報